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どうして肉離れは起きる?
こんにちは!
もとみや接骨院 院長の武田です。
今回はスポーツの外傷などで起こりやすい肉離れについてご説明させていただきます。
肉離れを起こす原因は?
肉離れを多く発症する部位のひとつに、「ふくらはぎの筋肉」があげられます。
ふくらはぎの筋肉が肉離れを発症しやすい原因としては、
・柔軟性の不足
・筋肉の疲労
などが主な原因として考えられます。
ふくらはぎの肉離れでは、大きな内出血を起こすケースが多くあります。
内出血は肉離れの発症した翌日には、アキレス腱近辺にまで広がるケースもあり、この内出血の抑制が治療の大きなポイントとなります。
ふくらはぎの肉離れの最も発症しやすい部位は、ふくらはぎの筋肉のひとつである「腓腹筋」の中でも内側にある
・内側頭中間部
に多く発症するのがふくらはぎの肉離れの特徴です。
また、ふくらはぎの肉離れは、肉離れの中でも最も再発の可能性が高い部位でもあります。
ふくらはぎの肉離れを発症すると地面に足を接地するだけでも強い痛みを発症するようになります。
特に足の背屈動作は治療開始時期には厳禁である為、可能であればギプス固定をし松葉杖などの装具を利用しながら足関節の背屈運動に完全に制限を加えることが理想です。
通常の歩行動作でも底屈及び背屈動作は必ず行われる為、装具や固定をせずに治療を行うことが難しいのもふくらはぎの肉離れの特徴の一つです。
肉離れの治療法とは?
(軽症) わずかな筋繊維の損傷の治療
1度の肉ばなれは歩行が可能な場合がほとんどです。下記の応急処置を行い、ストレッチの際の痛みや患部を押したときの痛み、筋収縮の際の痛みを指標に保存療法で治癒します。競技復帰まで1~2週間程度です。
(中等症) 1度より大きい部分断裂の治療
肉離れの治療は、安静と固定が基本となります。肉離れというのは「本来ひとつにまとまっていた筋繊維が無理な力がかかったせいで部分断裂した状態」です。つまり、基本的には切り傷や裂傷と同じです。切り傷が出来た場合は、そのまま放置しておくよりも、切れた箇所の皮膚を寄せ合い、固定しておく方が早くくっ付いて治癒していきます。肉離れによって壊れた筋肉の繊維も、固定することで修復します。そのため2〜3週間は患部を固定し、組織の修復を推進するのですが、組織は修復過程で収縮してしまうので、元の組織の状態に戻すには、収縮した組織を引き延ばすことも必要になります。痛みを指標にしながら、ストレッチや筋力トレーニングを行います。競技復帰には4~6週間を要します。
(重症) 完全断裂
比較的まれではありますが、完全断裂した肉ばなれは手術を要することが多いです。縫合や再接着といった手術療法を行います。
リハビリテーション
血行を良くすることによって損傷部位を再生するために、裂けてしまった患部に栄養を届ける姿勢・関節の動かし方・歩き方の指導などを行い、早期回復を促していきます。再び肉離れを起こさない筋肉の使い方、筋力のアンバランスさの解消、さらには十分な柔軟性を獲得するための指導も受傷後早期からアプローチしています。
肉離れを起こさない方法とは?
肉離れの予防にもっともおすすめなのがストレッチです。 ふくらはぎや太ももの筋肉を、運動前と運動後にストレッチでしっかりと伸ばしてあげることで柔軟性を向上させてくれます。 また、ストレッチは疲労回復や予防の効果も期待できるの運動後にも行いましょう。
そして体のバランスが悪いことで関節の動きも緩慢となったり、筋肉の柔軟性が低下したりするため、スポーツだけでなく日常生活でも筋肉に負担がかかり、完治まで時間がかかってしまいます。
肉離れを起こしてしまったら早期に適切な処置を行うとともに、体のバランスを見直し、改善することが重要です。
当院の根本治療では背骨を治療し、お身体のバランスを整えることで未然に怪我を防ぐことがことが可能です。
もしこのような症状でお困りの場合は是非当院に一度ご連絡ください。