筋力低下
コルセットを巻き続けると筋力低下を招きます。筋肉は本来、脊柱の安定化に働いています。コルセットをすることでその働きを失い、筋肉がサボっている時間が増えると筋肉が萎縮していきます。
内臓圧迫により内臓機能の低下
コルセットで身体を安定させるため、腹部を締め付けてしまうことになり、内臓の動きを悪くしてしまいます。そのため、消化機能が低下してしまったりして、胃の不快感や、カラダの倦怠感を引き起こしたりしてしまう可能性があります。
姿勢不良
腹部を強く圧迫してしまうことで、カラダが前に屈むような姿勢となり、猫背や、首へのストレスがかかる姿勢になりやすくなります。結果として、腰にストレスを掛けてしまう姿勢となってしまうことも。
腰痛が中々完治にならない
腰の痛みを完治という形に持っていくには、カラダの腰回りの筋肉が必要になる。コルセットを付け続けていると、腰回りの筋力が弱まっていく一方なので、結果として、腰痛の完治には遠のいていってしまう可能性があります。
血行不良・冷え症
内臓をコルセットで圧迫しているため、内臓の働きが低下し、それに伴い内臓温度が低下することで冷え性に繋がってきます。また、カラダの熱は筋肉の中に含まれているミトコンドリアが発生させているため、筋肉量が低下してしまうと、熱を作る力も弱くなってしまうので、体温も低下しがちになってしまいます。
カラダが冷えてしまうと免疫力も下がってしまうので、腰痛を治すための免疫力を一緒に下げてしまうことにも繋がります。
体には痛み等を改善するため自然治癒力があります。この自然治癒力を発揮するには十分な血行が必要になります。
着用する事で圧迫を加えている状態となりますので、血流はさまたげられてしまうことがあります。
大事なのは筋力トレーニング
たくさんの危険が潜んでいるコルセット。しかし、コルセットは絶対に使用してはならない訳ではありません。あくまでも筋肉を使わないために低下しているに過ぎません。
普段生活で使わなくなった分はコルセットを外した時にトレーニングすることで簡単に予防につながります。
大切なのことは、やみくもにコルセットを着けることではなくてどこを補うために使用するかを考え、同時にコルセットを外している時は無理のない腹筋や背筋、ウオーキングなどで筋力トレーニングすることも大切になってきます。